乳幼児健診を受ける目的
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- お子様の発育・発達の遅れや病気、日常生活では気づきにくく見逃しやすい問題の早期発見のため
- 予防接種の接種状況の確認、病気の予防のため
- 離乳食の与え方や睡眠のとり方など、生活習慣の見直しのため
持ち物
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 乳児医療証
- 乳児健康診断受診票
(6~7ヵ月:ピンク色、9~10ヵ月:白色)
乳幼児健診の流れ
1ご予約
WEB予約または、お電話にてご希望の時間に予約をお取りください。
2ご予約当日(受付)
ご予約当日は、持ち物をご確認の上ご来院ください。
3問診・身体測定
お子様の身体計測(身長、体重、胸囲・頭囲など)を行います。
4健康診断
発育、発達、健康状態に問題がないかどうかを調べます。
5育児相談
離乳食、スキンケアなどの生活習慣、予防接種のスケジュールに関するご相談など、ご希望に応じて対応いたします。
6健診終了
受付にて、母子健康手帳、健康保険証、乳児医療証、診察券をご返却します。また、受付では次回の健診や予防接種の予約も承っています。ご希望の方は、当院スタッフまでお申し出ください。
お子様の成長と発育について
乳幼児期は、成長や発達に著しい個人差がある時期です。
同じ時期に生まれたお子様と比べると不安に思われる事も多いかもしれませんが、生まれた時の体重、身長、性別、食事の量、睡眠時間などはそれぞれ違います。
乳幼児健診は、お子様の成長と発達を確認するために欠かせない健診です。気になることがありましたら、どんな事でもお気軽にご相談ください。
6-7ヶ月健診
発達の遅れは7ヵ月で発見されることが多くあるため、健診は6ヵ月よりも7ヵ月になった時期に受診されることをお勧めします。
6~7ヵ月になると、「寝返り」「お座り」「手を伸ばして物をつかむ」などができるようになります。
また、欲しいものがあると母親に声をかけて求めるようになり、親子の絆がそれまで以上に強くなる時期でもあります。
この時期に注意すべき病気
- 斜視
- 難聴
- 知的障害
- 停留睾丸
- 鼠径ヘルニア
- 脳性麻痺
- 先天性片麻痺
- 頭蓋骨異常
- 先天性心疾患
など
健診では、「お座りをしているか」「呼ばれると振り向くか」「両手を使うか」「脇を支えて立たせた時の反応(足をつけたり跳ねたりするか)」「顔にハンカチを当てると手で取ろうとするか」などの動作を観察します。
また、「うつ伏せの状態から誘導されたときに、反射的に手足を曲げるか」「前に倒れたときに、反射的に手を出すか」といった反射的な動きも観察します。
9-10ヶ月健診
お子様の発達段階の確認において特に重要な時期に行います。
この時期は神経の発達が進み、「つかまり立ち」や「つたい歩き」、そして「手を振る、手をパチパチと叩く」「物まねをする」といった動作が可能になります。
同時に、「まんままんま」「だうだう」などの、意味を伴わない発声も見られることがあります。なお、9ヶ月の時期は発達の評価が難しいこともあるため、なるべく10ヶ月健診を受けることをお勧めします。
気をつけるべき病気
- 斜視
- 難聴
- 知的障害
- 脳性麻痺
- 先天性片麻痺
など
「親指や他の指で物を挟んで持つことができる」「つかまり立ちができる」も検査対象です。
つかまり立ちが見られない場合は、わきを支えて立たせた状態で身体を前後左右に動かし、その時に足が出て体を支えようとするか(つかまり立ちの準備反射)を確認します。
さらに、身体を前に傾けたときに、すぐに手が前に出るかどうかなども観察します。