当院の予防接種について
予防接種は完全予約制となりますので、ご希望の方は、事前にWEB予約または当日お電話(042-626-0550)(042-626-0550)にてご予約ください。
予防接種は公費(自治体の助成)または自費(患者様の自己負担)があります。
ご不明な点がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
インフルエンザワクチン
接種対象
成人(13歳以上) | 1回接種 |
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小児(6ヶ月~13歳未満) | 2回接種(2~4週空ける) |
予約開始および接種期間
新しい情報が入り次第、当院ホームページ『お知らせ』欄に、情報を随時更新いたします。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は肺炎の主要な原因菌であり、市中肺炎の原因としては約30%を占め、重症化することも珍しくありません。通常、抗菌薬の投与によって治療が行われますが、高齢の方や基礎疾患のある方にとっては、予防が特に重要とされています。
肺炎球菌には90種類があり、その中の23種類に対する免疫効果が期待できるワクチン(ニューモバックス®NP)が存在します。このワクチンの効果は接種後2~3週間で現れ、約5年間効果が持続します。副作用としては、発熱(1~5%)、接種部位の発赤などが報告されていますが、ほとんどが軽度のものです。
八王子市では、高齢者肺炎球菌感染症予防接種の接種費用の助成を行っております。
詳細については下記URLにて御確認ください。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/hoken/007/yobosesshu/koureiyobo/p002669.html
接種の時期
1年を通していつ接種されても構いません。インフルエンザワクチンも併せて接種するとより効果的に肺炎を予防できます。
同時に接種することも可能ですが、一般的には1週間くらい空けることが多いようです。
ワクチン接種の手続き
接種を御希望の方はまずお電話にて予約をお取りください。
予約日時に御来院いただき、予診票に必要事項を記載のうえ、医師が接種可能と判断致しましたら、ワクチン接種となります。
麻しん・風しん2種混合(MR)
はしか(麻疹)、風しん(風疹)を予防するワクチンです。
このワクチンは麻疹と風疹に対する抗体を産生し、感染リスクを減らします。
成人が風疹にかかると重症化しやすく、特に妊娠初期にかかった場合、お腹の子が先天性風疹症候群と呼ばれる病気を持って生まれることがあります。
そのため成人にも風疹の予防接種を受けることが推奨されています。
接種対象
標準的な日程では、第1段階は生後12ヶ月から24ヶ月の間に、第2段階は5歳から7歳の間に接種することになっています。
この期間は公費負担となりますが、この期間内に接種ができなかった場合、自己負担での接種が必要となります。
また、成人であっても、MRワクチンを1回も接種していないか、1回しか接種していない場合、または風疹HI抗体が陰性(32倍未満/HI法)である場合には、MRワクチンの接種が望ましいとされています。
ただし、妊娠中または妊娠の可能性がある方は、予防接種を受けることができません。風疹を含むワクチン接種後は、少なくとも2ヶ月の間は避妊が必要です。
二種混合(D:ジフテリア T:破傷風)・破傷風トキソイド
日本では、4種混合(DTaP-IPV)ワクチンの定期予防接種があります。
4種のワクチンは、破傷風(T)、百日咳(aP)、ジフテリア(D)、ポリオ(IPV)から成ります。
最初の接種(第1期初回接種)は、生後2ヶ月から12ヶ月までの期間に3回、接種ごとに3週間から8週間の間隔を空けて行います。
その後、第1期初回接種後12ヶ月から18カ月が経過した時点で第1期追加接種を行います。第2期接種は、11歳の間にジフテリア+破傷風(DT)の2種混合ワクチンを1回接種します。当院では、定期接種として第2期接種を行っています。
B型肝炎ワクチン
WHOおよびCDCは、B型肝炎ワクチンの予防接種を18歳までの全てのお子様に対し、安全性が高く効果的であるとして推奨しています。国内では、2016年4月1日以降に生まれた新生児に対して、1歳になる前に合計3回の定期予防接種が行われています。
また、仕事や生活習慣、生活環境などにより感染リスクの高い成人(救急隊員、医師、看護師、研究者など血液検体に接触する可能性のある方、透析治療中の方、1992年以前に輸血を受けた人方など)にも接種が推奨されています。
B型肝炎ワクチンは合計3回の接種が必要です。
2回目は1回目の4週間後に、3回目は1回目の5-6ヵ月後に接種します。
予防接種を受ける方へ
下記に該当する方は、必ずご相談ください。
- 発熱のある方(37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患のある方
- ワクチンの成分(卵、抗生物質、安定剤など)にアレルギーをお持ちの方
- 妊娠中で風疹や麻疹の予防接種を受ける予定のある方
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患などで治療中の方
- 出生時に未熟児であり、発育状態の良くない方
- 接種後2日以内に発熱、発疹、じんましんなどのアレルギー症状を起こしたことがある方
- けいれんを起こした経験がある方
- 過去に免疫不全と診断されたことがある方、または先天性免疫不全をお持ちの近親者がいる方
予防接種 "前" に気をつけること
- 予防接種前日には、入浴して体を清潔に保つようにしましょう。
- 問診票は、予防接種を受けられる状態かどうかを判断するための大切な情報です。
正しく記入してください。予診票をお持ちの方は、来院前にご記入の上お持ちください。
なお、体温計は当院にもありますが、ご自宅で体温を測れる方は、ご来院直前の体温をご記入願います。 - 母子健康手帳は予防接種歴の確認に必要ですので、忘れずにお持ちください。
特にお子様が乳幼児や小学生の場合、母子手帳をお持ちでないと予防接種が受けられないことがありますので、ご留意ください。 - 近日中に体調に変化がある場合は、医師にご相談ください。
予防接種 "後" に気をつけること
- 接種後30分間は、病院内またはすぐに来院できる場所でお待ちください。
- 接種当日は、激しい運動を控えてください。
- 接種当日の入浴は通常問題ありませんが、入浴前の体温が37.5℃以上の場合は入浴を避けてください。
また、入浴中に接種部位を擦らないようにしてください。